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この記事はグラフィックデザイナーで姓名判断研究家のネコヒートが書いています。
今回は、「最強画数」を調査してみましたよ。
たくさんある強い画数の中でも、どの画数が最強なのかを独自調査し、発表いたします。
第1回目は「33画」。
この画数は当サイトでも「野心野望ビースト運」と呼んでおり、(なぜか)ひじょうに人気のある画数です。
この33画は、以前「吉数カタログ」シリーズ内でも特集しましたが、「いろいろなジャンル」の有名人がひじょうに多いナンバーでもありました。
ちなみに「吉数カタログ」シリーズとは、吉数の「有名人リスト」を見せるための記事のこと。そちらの方を先に見たい人は下記リンクからご覧くださいね。
さて、今回の調査記事では、「33画」をいろいろな角度から深堀りしていきます。
そもそも本当に最強なのか否か?
最強ならば、何がどう最強なのか?
弱点はないのか?
古今の本を漁り、100年前、大正時代の33画についてもご紹介していますのでお楽しみに。
それではいってみましょう、
これが最強画数「33画」の正体です、
ドーッゾ!
最強の秘密
33画とは?
ネコヒート姓名判断では 、3の数意に、6の数意である「成長」「拡大」を掛けて発生した数字を33画(吉数)としており、「野心野望ビースト運」と呼んでおります。
33画の数字にまつわる詳しい話は下記「吉数カタログ」をご参考ください。
さらに、これまで読んだ本に登場した「最強キーワード」を列挙いたしましょう。
最強キーワード
これまでに見てきた本、とりわけ「現代姓名判断」の中で語られてきた33画にまつわる「最強キーワード」を掲載してみました。
「さすが33画!」と言いたくなるような、男子ならうれしくなるような言葉がズラリと並んでいますよ。
- 旭日昇天の強運数
(旭日昇天とは朝日が空高く昇ること) - 頂点に昇りつめる強運数
- 「天馬空を駆ける」ごとき象あり
- 頭領運のなかでもトップのナンバー
- 天下を狙う男子の数
- 「帝王数」と呼び人を率いる立場を得る
- 姓名学において頂点を極める数
- 一挙に大成する数
- 天下を獲る吉数
- 名声が天下に轟く数
- 権力と名声を意味する強力な数
- 群を抜く強運で成功をおさめる
全体に共通するのは「頂点」「帝王」や「天下を獲る」という、成功や出世を暗示するキーワード。
さらに、「頭領運のなかでもトップの数字」であるというコメントは、はまさにキング・オブ・キングのナンバーと言えるのではないでしょうか?
天下に広く名を轟かせるダントツのパワーを持っているという意味においては、この33画が最強クラスであることは間違い無い事実だと思います。
しかし…しかし、そんなウマい話ばかりではありません。
33画にも、それなりの弱点がある、というわけです。
33画の弱点
どんな数字にも、長所と短所があり、それが一体となり「数字の個性」になっているわけですが、この33画もモチロン例外ではありません。
弱点にまつわるキーワードも拾ってみました。
- 凡人が持つと致命的失敗
- いったん転落すると傷深く致命傷を負う
- 強引に突き進みすぎると道を誤る
- 名前負けでどん底へ
- 盛大と危険の両含み
- 調子に乗ると急転直下
- 徳望が無い場合、位負け
- 女性は孤独になる(後家運)
- 女性は波乱が多い(後家運)
女性の「後家運」については後ほどお話ししますが、全体に共通する考えは、33画は「コントロールが難しい数字」ということでしょう。
「凡人が…」とか「調子の乗ると…」とか「徳望(人々に尊敬・信頼されること)が無い場合…」という部分に現れておりますよね。
数字の個性というところでは、良い時は一気に大出世、悪いときは一気に大轟沈というところがかなりハッキリしています。
これだけ運勢が激しくなる原因は「ゾロ目」にある、というのがネコヒート姓名判断の見解。
しかし、それゆえに上昇力が圧倒的な分、墜落力も激しくなるというわけで、そんな運をコントロールすることは、そもそも「フツー」の人間では難しいのではとネコヒート姓名判断では考えます。
なぜなら…。
それは人間は、弱いから、です(わたし自身も含め)。
人はみな自分には、けっこう甘いから、です(わたし自身も含め)。
そう考えると…33画を使いこなすのは難しいよなぁ…と思ってしまうわけなのです。
それでも、もし、この「激しすぎる画数」を使いたい人は、次の言葉を自問自答してみて欲しいのです。
大いなる力には、大いなる責任がともなう
これ、「スパイダーマン」にも出てくる有名な言葉(元々古くから外国にある格言らしい)なのですが、まさにこの言葉に33画を持つ人が肝に銘じるべき哲学がギュッと凝縮されているのです。
つまり、あなたは「ヒーローの様に生きることができるのか?」ということ…。
さらに、別な側面から光を当ててみましょう。
次のメンバーは、33画を持っている有名人です。
- 市川猿之助(歌舞伎役者)
- 山川穂高(野球選手)
この2人は、最近大きなニュースになった有名人。
市川猿之助さんはご両親に対する自○幇助で罪に問われましたし、山川選手は性加害により不起訴にこそなりましたが野球人としての「格」が、一挙に墜落しました。
また、33画は有名な極悪人が持っているケースも多いのです。
いずれの事件も、かなり大きくニュースで扱われたものばかりなのですが、自我や自分の欲望を満たすことばかり考えて犯罪に手を染めた連中ばかり。
- 小平義雄(連続婦女暴行○人事件)
- 山地悠紀夫(大阪姉妹○害事件)
- 植松聖(相模原襲撃事件)
- 関根元(愛犬家○害事件)
植松と関根に関しては、以前記事にした「極悪人の姓名判断」にも書きました。
そういう側面から考えても33画は、「弱い人間」が持つには、力を使いきれない厄介な数字。
「よくも悪くもやることがデカイ(極端な)画数」という意味においては、確かに最強パワーを有していますが、「危険極まりない最強数」というのが、正しい評価なのではないでしょうか?
最後に女性向けのお話、「後家運」を見てみましょう。
後家運
33画は、確かに「後家運」に当たる数字です。
「頭領運」と呼ばれる「男子成功数」を、女性が名前に持ったとたん「後家運」という名前に変わるところが、なんとも不思議な姓名判断の世界。
頭領運=21,23,29,33,39
女性が、これらの数字を名前のどこかに持つと、「不幸になる」と言われています。
家庭第一に考える女性にとってはありがたくない数字ですが、世知辛い現代社会(サバイバル社会)の中で、男並みに活躍したい女性にとって、「強運」はかえって武器になる可能性すらあるわけで、一概に不幸かどうかはわからない、というのが当サイトの基本スタンス。
後家運は、以下の特集記事が詳しく、有名人リストも付いていますのでご参考ください。
では、最後に、姓名判断黎明期における、いわゆる「オールド姓名判断」の世界をご紹介しましょう。
そこで33画がどのように語られているのかをご紹介いたします。
オールド姓名判断の世界
「温故知新」というありがたい言葉があります。
「昔(古いもの)をたずね求め、そこから新しい知識や見解を得ること」という意味なのですが、今回は大正期のいわゆる「オールド姓名判断」の世界で、33画がどのように語られていたのかをご紹介いたします。
いずれも大正時代の本からのご紹介で、なんと100年以上も昔です。
先人の言葉をじっくり味わってください。
① 姓名判断術:成功秘訣 / 竹田胤久 著(大正2年)
(吉)旭日昇天ノ運格ナルモ晩年衰運ヲ來タス事アリ、設之(明智光秀)の如シ、
竹田先生の場合、33画の「極端さ」の部分にフォーカスを当てるのではなく、その先を見据え「晩年が危ない」という表現に変えておられます。
ハナから「人間は弱い」し、どうせこの画数は使いこなせないだろう、結局何か悪いことを起こして人生の後半にヤラかすだろう、という「諦め」からこういう文章になったのかもしれません。
「竹田先生、ヒトの可能性を決めつけないでください」と思いつつも、「確かにな、でも、だって人間だもの…」という複雑な思いが交錯する、何とも噛み味のある、お告げ文になっております。
33画の人物例として上がっているのは、「本能寺の変」で有名な明智光秀ですね。
② 姓名判断:命名真理 / 林充胤著(大正2年)
旭日東天に登る勢力を有し漸次幸福を以て家運盛大となる吉祥の運命なり權威と知謀を兼ね剛毅果斷却て事を誤るの恐あり。
林先生のお告げ分は、ほぼ今現在書かれているものと変わりがない印象です。
「旭日東天」、「家運盛大」、「吉祥の運命」の部分、おまけに「剛毅果断はかえって道を誤る恐れ…」など33画らしい文章が並んでいます。
ちなみに「剛毅果断」とは、「ひじょうに強い意志で、決してためらわず思い切ってする」という意味。
それだけだと意味がわからないかもしれませんが、「かえって事を誤る」と続いているので、「まわりの意志を聞かずに強引に押し進めた結果…」「独りよがりにことを進めた結果…」というニュアンスなのかもしれませんね。
③ 名占 / 今村又参 著(大正2年)
知謀權威に滿たされた數で剛毅果斷の氣象があり旭日昇天の勢で發展することが出来ます。而し多少劍難の意があります。
今村先生のお告げ分も、おおまかには同じことが書いてあります。
朝日が昇るがごとく発展できる画数だが、多少の剣難(けわしくて困難なさま、苦しみ悩むさま)あり…。
しかし、旭日昇天という言葉に代表されるように、勢いのある大成功数であることに間違いは無いでしょう。
やっぱり最強画数のひとつに私は数えたい、と思います。
最後に、結論です。
結論
さあ、ここまで読んでみてどのような感想をお持ちになりましたか?
わたしは、今回33画を深掘りし、あらためて次のようなイメージを持ちました。
王冠をかぶった怪物
33画を持つあなたが、強大な力を持った怪物だったとしましょう。
人間界の権力の象徴である王冠をかぶっています…その前には、あなたにひれ伏す民の姿…しかし、王冠をかぶっているからひれ伏してくれていますが、民は王に期待しつつも決して油断はしていません…なんせあなたの正体が怪物なのは全員気付いているのですから…しかし、あなたは民に選ばれた王様…あなたはその強大なパワーを民のために使えますか?…それとも、怪物の本性を現して…。
どちらを選ぶのかは、あなた次第…。
そう、「力を持つ」ということはけっこう大変なこと。
最近のニュースでは、ダウンタウン・松本さんもしかり…。
まさに、「大いなる力には、大いなる責任がともなう」なのです。
それでも、アナタはこの画数のパワーが欲しいでしょうか?
多少のリスクを冒してでも33画のパワー手に入れたいと考えるでしょうか?
力を正しく使うから大丈夫、という人ならOK(本当?大丈夫?)。
「う〜ん、もうちょっと平凡でいいんだよなぁ」と言う人は、ちょっとこの画数のチカラを使用するのは難しいかも(でも、それがフツウです)。
もし、名付けや改名でこの画数をお考えの皆さんは、いずれにしても一度立ち止まって考えてみることをおすすめしたい。
しかし、それゆえに、33画は人知を超えた「最強画数」の証明にもなっているように思うのです。
今回の記事は以上で終了です。
〈終わり〉