このブログへのアクセスありがとうございました。
この記事はグラフィックデザイナーで姓名判断研究家のネコヒートが書いています。
今回は、「出世王7人衆シリーズ」の「33画編」をお送りします。
出世王シリーズといえば、「大凶数なのに出世してしまったシリーズ」が元々ありますが、よくよく考えたみたら「吉数でも成立するんじゃないか?」と考えたのがきっかけでした。
33画の有名人を知りたければ、下記の「吉数カタログ」を見ていただければいいのですが、いかんせん有名人の数が多く、かいつまんで見たい人にとってはかなり億劫でしょう。
そんな人に向け、大ざっぱに33画の有名人をご紹介するのが本記事の主旨になります。
さて、33画といえば、いわゆる「天下を狙う」男子の数。
ただし、出世・成功運はあれど、進み過ぎれば大転落、調子に乗ったら大失敗、という両極端さが個性となっており、強いけどコワいナンバーということのが拙ブログにおいては定説になりつつあります。
ちなみに33画を持ちながら「しくじった」人物を取り上げた記事があります
しかし、ということは、今回ご紹介するメンバーは、その極端さやコワさをしっかり乗り越え、バランスをとって成功をおさめた人物、ということになるわけです。
果たしてどうやって?
どんな秘訣が?
その辺は、今回登場する人物を見ていただき、記事をお読みいただければ、ひょっとしたら何かヒントをつかんでいただけるかもしれません。
また、皆さんひとりひとりの感性で、「自分だけのヒント」をつかんでいただけたら幸いです。
さて、選考基準は、あくまでネコヒート姓名判断の独断です。
ただし、今現在活躍している人を中心に、そのほかでは、近年で大きな実績を残した人を選びました。「今だけ」っぽい人(すぐ消えそうな人)は、選考から除いています。
なお、今回の7人の中に、「33画のしくじり四天王」に登場した4名様(I.E.様、S.S様、Y.H.様、A.M.様)は入れていません。
それではさっそく行ってみましょう、
33画の出世王7人衆です、
ドーゾッ!
33画の出世王7人衆
① 本田宗一郎
実業家。「本田技研工業株式会社」の創業者。1906年11月17日〜1991年8月5日。享年84歳。
画数 | 五行 | 吉凶(画数) | |
ハウス(天格) | 10 | 水 | − |
ライフ(人格) | 13 | 火 | 大吉 |
ベース(地格) | 23 | 火 | 大吉 |
ジョブ(外格) | 20 | 水 | 大凶 |
マップ(総格) | 33 | 火 | 吉 |
33画の出世王と言えば、まずはこの人物からでしょう。
立志伝中の人物で、経営者が尊敬する経営者としても有名で、カリスマ実業家です。
まさに「伝説の出世王」と呼ぶににふさわしい人物。
しかし、そういう経営者って、やはり「人」をひじょうに大切にしますよね。
こんな逸話がありますよ。
本田宗一郎は65歳で引退しました。
よくある社長の次は「会長職」という話も、「意味がわからない。良くない慣習だ」みたいなことを言ってのけ、スッパリ断ったそうです。
おそらく、会社のトップに隠然と君臨する弊害を考えてのことなのでしょう。
新しい力が出てきてこそ会社は生まれ変わり続ける…それは、常に革新を求める、ホンダの哲学に通じるものがありますよね。
そして、晴れて65歳で引退した本田宗一郎は、ホンダで働くひとりひとりにお礼を言うために日本全国の工場や販売店に足を運びました。
その際、とある工場で、ひとりの従業員と握手しようとしたところ、その従業員は油まみれの手を気にして、手を引っ込めてしまったのだそうです。
すると、本田宗一郎は、「いや、気にしなくていいんだよ。その油まみれの手がいいんだ」と言ってギュッと手を握りしめたのだそうです。
いかがでしょうか?
たとえ、33画という両極端数でも、「謙虚さ」「感謝」の気持ちをしっかり持てば、末長く爆発力が続くという、まさに好見本とは言えるのではないでしょうか?
まさに、ここが33画を持つ人物の「成功の秘訣」かもしれません。
② 剛力彩芽
女優。ファッションモデル。実業家。2024年現在、32歳。
画数 | 五行 | 吉凶(画数) | |
ハウス(天格) | 12 | 木 | − |
ライフ(人格) | 13 | 火 | 大吉 |
ベース(地格) | 21 | 木 | 大吉 |
ジョブ(外格) | 20 | 水 | 大凶 |
マップ(総格) | 33 | 火 | 吉 |
2020年には長年所属したオスカーを円満退社し、個人事務ショートカットを立ち上げました。
登記には「芸能プロダクションの経営」や「洋服、服飾品の企画、制作、販売」とあるそうで、これは実業と虚業の両立を図っているのでしょう。
出世王の「若手期待枠」でのエントリーではありますが、その心意気と実行力は「出世王」にふさわしい人物といってもいいのではないでしょうか?
かつて、ZOZO創業者の前澤友作さんとの交際報道がありましたね。
結局は「破局」しましたが、そういう人物との交際経験が今回の独立のステップになっているのでしたら、世の中「無駄なことは無い説」が濃厚なわけです。
女優だか、タレントだか、よくわからない現在のポジションから今一歩抜け出し、より大きな33画の女性有名人代表として羽ばたいていって欲しいものです。
③ 桑田佳祐
ミュージシャン。シンガーソングライター。サザンオールスターズのボーカル担当。2024年現在、68歳。
画数 | 五行 | 吉凶(画数) | |
ハウス(天格) | 15 | 土 | − |
ライフ(人格) | 13 | 火 | 大吉 |
ベース(地格) | 18 | 金 | 吉 |
ジョブ(外格) | 20 | 水 | 大凶 |
マップ(総格) | 33 | 火 | 吉 |
サザンオールスターズといえば1970年代から今だに活動を続けており、数々の大ヒット曲を持つモンスター・バンドです。まさに「出世王」にふさわしい。
- 勝手にシンドバッド(1978年/デビュー曲)
- いとしのエリー(1979年)
- チャコの海岸物語(1982年)
- 真夏の果実(1990年)
- 涙のキッス(1992年)
- エロティカ・セブン(1993年)
- TSUNAMI(2000年)
- 波乗りジョニー(2001年・ソロシングル)
- 白い恋人達(2001年・ソロシングル)
ザッと挙げてみましても、これだけあります。
しかし、これだけの大ヒット曲を持つ人物なのに、桑田さんご本人はひじょうに気さくな人物らしいのです。
これだけの大金持ちで、大成功者にもかかわらず、飾ることなく、エラぶることもなく、良い意味でスターに見えないと評判なのだから驚きですよね。
そういえば、日本には、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」というありがたいお言葉があります。
稲の穂は、実るほどに穂先が低く下がるもの。
人間も、本当に偉くなればなるほど、成功者になればなるほど「謙虚」に振る舞う姿勢が大切だ、ということ言っているわけです。
ここにも、また、33画の人物が出世・成功する秘訣を見た思いが致します。
「33画のしくじり四天王」たちにも、聞かせてやりたい話ですね。
④ 安部公房
小説家。1924年3月7日〜1993年1月22日。享年68歳。
画数 | 五行 | 吉凶(画数) | |
ハウス(天格) | 21 | 木 | − |
ライフ(人格) | 19 | 水 | 大凶 |
ベース(地格) | 12 | 木 | 大凶 |
ジョブ(外格) | 14 | 火 | 大凶 |
マップ(総格) | 33 | 火 | 吉 |
かつては、もっともノーベル文学賞にもっとも近い日本人作家と呼ばれた人物。
まさに「伝説の出世王」と呼ぶにふさわしい。
代表作は『砂の女』、最近映画化した『箱男』、『第四間氷期』、『方舟さくら丸』、『密会』など多数あります。
いずれの作品も、「不条理な設定」に特徴のある作品ばかりで、いわゆる「シュルレアリスム(超現実的)」と呼ばれるジャンルに当てはまり、その奇妙な違和感のなかに、この現実世界の矛盾や批判を描いている作風と言ってもよいかと思います。
面白い作品は多いですが、例えば、入門編ならば、『砂の女』が楽しく読めるだろうし、SFチックな作品が好きならば『第4間氷期』、難解な作品にあえて挑戦したければ、これから映画が公開になる『箱男』をオススメしたいし、評論を読みたければ『死に急ぐ鯨たち』でしょう。
読み応えとしては、本当に、かなりクセが強いので、ご興味のある人のみどうぞ。
⑤ 里崎智也
元プロ野球選手。ロッテひと筋、国際試合にも召集されたことがある、名捕手。2024年現在、48歳。
画数 | 五行 | 吉凶(画数) | |
ハウス(天格) | 18 | 金 | − |
ライフ(人格) | 13 | 火 | 大吉 |
ベース(地格) | 15 | 土 | 大吉 |
ジョブ(外格) | 10 | 水 | 大凶 |
マップ(総格) | 33 | 火 | 吉 |
現在はプロ野球系YouTuberとしても成功しており、以前は「辞めても1億円プレーヤー」と自慢されておりました。
まさに、「出世王」と呼ぶにふさわしい人物です。
実際、試合の解説も分かりやすく、分析も確かでひじょうに説得力があり、地頭が良い人なんだろうなぁと思いますね。
ところが、なぜか、コーチ経験・監督経験はゼロ。
なぜなんでしょうかね?
おかしくないですか?
優秀なはずなのに、コーチ経験・監督経験はゼロ、はある意味異常事態、ではないですか?
ロッテ球団も、もったいないなくないですかね?
これだけ優秀な人をチームに引き込まないのは球団の損失ではないかと思うのですが…。
この謎の答えは2つ…。
優秀なのはわかっているが、里崎さんには、コーチにふさわしくない致命的な欠点があるから、なのか?
もしくは、ロッテ球団が、里崎さんからチーム・球団の欠点をズバリ指摘されるのを恐れているから、なのか?
どちらかなのか?…はたまた、両方なのか?
しかし、名前を観るに、23画と33画という、最強クラスの頭領運をふたつ持っていますよね。
これは、炎のような強い気性(良い方に言い換えれば勝負根性アリ)を秘めており、実は見た目以上に、取り扱いが難しい(厄介な)人物なのかもしれません…。
この「火力」の強さは今後の心配点になるかもしれず、「組織」という「枠の中に収まりきらない人物」ということにもつながります…。
真実はわかりませんが、「両方」という可能性もなきにしもあらず、だと思います。
今のところ、自分の土俵(野球世界)をしっかり作って、その輪の中で「王」として君臨しているので、その間は、良い状態が続くと観ます。
⑥ 原田龍二
俳優。タレント。2024年現在、54歳。
画数 | 五行 | 吉凶(画数) | |
ハウス(天格) | 15 | 土 | − |
ライフ(人格) | 21 | 木 | 大吉 |
ベース(地格) | 18 | 金 | 吉 |
ジョブ(外格) | 12 | 木 | 大凶 |
マップ(総格) | 33 | 火 | 吉 |
お兄さんが、俳優・本宮泰風さんで、義妹が、タレントの松本明子さんなんですよね。
それにしても、そこまで演技派でもない俳優が、ずいぶん息の長い活躍を見せており、「出世王」と呼ぶにふさわしい人物だと思います。
その要因は、ズバリ、タレントとしての「引き出し」の多さ。
引き締まったボディをさらし、尻出しをも厭わぬ温泉リポーターとして活躍したり…ときには、オボンで局部を隠しコントする裸体芸(アキラ100%のやつ)で話題になったり…ときには、妖怪の座敷童に逢いたいと、「座敷童の出る宿」に一夜寝泊まりし本気のレポートしたり…さらには、女性との逢瀬は、自身所有の4WDで必ず行う奇癖を「4WD不倫」とか言ってからかわれたり(奥さんにはだいぶ怒られたでしょうが)…。
ということは、「尻」「局部」「オバケ」「オンナ」が原田さんのキーワードなわけで、これって、「単純なやっちゃなぁ」と思う人もいるでしょうが、無理やりポジ語変換し総括ますと、「少年の心」を忘れない男、だと言ってもいいのではないでしょうか?
しかも、弱いものイジメは「大嫌い」というオマケ付き。
こんな「正義の心」まで持っているのですから、まるで少年漫画のヒーローのようではありませんか。
つまり、原田龍二さんは教えてくれています。
決して卑怯なことはせず、「誠実」であること、「まっすぐ」な人物こそが、成功するのだと。
⑦ 元谷芙美子
実業家。アパホテル社長。2024年現在、77歳。
画数 | 五行 | 吉凶(画数) | |
ハウス(天格) | 11 | 木 | − |
ライフ(人格) | 17 | 金 | 吉 |
ベース(地格) | 22 | 木 | 大凶 |
ジョブ(外格) | 16 | 土 | 大吉 |
マップ(総格) | 33 | 火 | 吉 |
1994年、47歳のときにアパホテル株式会社社長に就任。
「私が社長です」という決まり文句で、自らが広告塔となり、全国規模のホテルチェーンとして大成長させました。まさに「出世王」。
大きな帽子とユーモアのあるトーク、カクシャクとした雰囲気の素敵な社長で、今でもたまにマスコミに姿を見せていますよね。
そして、やはり、といいますか、芙美子社長も、「33画の成功者」に必須のアイテムをお持ちなんですよね。
それは、「優しさ」「誠実さ」です。
とくに、災害時のアパホテルの取り組みをご存知でしょうか?
東日本大震災のとき、ホテルを開放し寝床と食糧を無償提供したり、西日本豪雨の際も、被災地支援という名目で1億円の支援金とアパカレー1万食を無償提供したり、20121年コロナ禍の際も、自宅療養者の受入先として真っ先に表明したり…。
社長インタビューでもよく「誠実さ」についてはコメントされておりまして、
“誠実さが欠けている企業は持続できない。お客様への誠実さ、地域社会への誠実さがあって初めて企業としての信頼が確立されるのだ”
ということを言っておられます。
もう一つ芙美子社長のインタビューでよく出るキーワードが、「機先を制す」という言葉。
「機先」とは、物事が今まさに起ころうとしている時。つまり、「兆し」のこと。
社長たる者、他社の後追いではダメ。
機(時)と利(利益)を的確に読み、素早く動かなくては、社長失格だという話なんですね。
この辺の思想が、災害時にまっさきに名前が挙がる秘密だったのでしょう。納得。
元谷芙美子社長の考え方は、33画を持つ人物が、どのように振る舞うべきかの「好見本」だと思いますので、是非、ご参考ください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
意外と、「ひとつの答え」が明確に示されていたように思うのです。
- 人を大切にすること(本田宗一郎)
- 謙虚な姿勢(桑田佳祐)
- 自分の世界観を大切に(里崎智也)
- 正義の心を持つこと(原田龍二)
- 誠実であること(元谷芙美子)
そして、これらを、ひと言で集約しますと、「誠実」であることが、33画の出世の秘訣であると、断言してもよいと考えております。
自分自身に対しても、他人様に対しても「誠実」であること。
では、「誠実」ってそもそも何でしょうか?
岩波の国語辞典で、調べてみました。
「誠実」とは、
“まじめで、真心があること”
もっと深く、言葉を、追求してみましょう。
では、「真心」とは?
「真心」とは、
“偽りや飾りのない心、真剣に尽くす心”
つまり、「誠実」であるということは、「人」に対して、嘘や偽り無く、まっすぐな気持ちで、相手の立場になって、尽くすこと…。
結論は、「誠実」のたった2文字でしたが、これだけ言葉が、融解し、世代間でのバラつきが大きく、おまけに価値基準が「金」に変わってしまった世の中では、「誠実」という2文字すら実行することが、実は、けっこう難しいのでは?と、感じています。
反面、それゆえに、33画を持つ人物による「しくじり」や「お騒がせ」が増えているように思うわけです。
しかし、それでも、最後に、33画を持つ皆さんに、お伝えしたい。
ネコヒート姓名判断では、これまでいろいろな角度から「33画」というナンバーを観てきました。
- 通常モード:33画〜吉数カタログ
- ネガティブモード:33画のしくじり四天王
- ポジティブモード:33画の出世王(本記事)
最終的には、「誠実」という言葉こそが、33画を持つ人物が、成功・出世するためのキーワードであると、確信しています。
もし、成功を目指すのなら。もし、世に問いたい「事業」や「アイデア」があるのでしたら、ぜひとも「誠実」という言葉を肝に銘じ、33画を持つ人物らしく、積極果敢にチャレンジしていただきたいと思います。
物事の真理は、いつも、呆気ない…。
〈終〉