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この記事はグラフィックデザイナーで姓名判断研究家のネコヒートが書いています。
今回は「相性」について。
これまで全5回にわたって特集してきた「内なる性格」では、ライフ(人格)の属性が持つ数意から導き出した、アナタの内側に潜む「性格」を見てきました。
今回は、総まとめの意味も込め、ライフ(人格)同士の「相性」を五行の「属性同士」で観る方法をご紹介しましょう。
五行とは、「木火土金水」のこと。
詳しくは後で説明しますが、例えば性格を示すライフ(人格)の「数字のひと桁」に1を持つ人は「木」となり、5を持つ人は「土」になると言った具合です。
- 木性…1、2
- 火性…3、4
- 土性…5、6
- 金性…7、8
- 水性…9、0
これらの五行を元に、あなたと気になるお相手との相性を調べていきます。
例えば、火性と土性は好相性、とか。
木性と金性は相性が悪い、とか。
ご興味のある人は、ご自身やお相手の「ライフ(人格)の五行」を調べてからチャレンジしてみてくださいね。
それでは、まずは復習からです。
そもそもライフ(人格)とは名前のどこにあって、どういう働きをするのか?をまずは見ていきましょう、
ドーゾッ!
ライフ(人格)とは?
ライフ(人格)とは、五格あるうちの、「名字の最後+名前の最初」の文字を足した合計数字で、数え方は常に同じため、計算がしやすい場所です。
ライフ(人格)は、「内なる性格」で一括りにしているものの、あなたの才能、社会でのふる舞い方を含めた、「総合的な社会運」を観るところ。
車で言えば「エンジン」とも言えますし、家で言ったら「骨組み」、人体で言ったら「背骨」、いずれにしても運勢の「中心」を担っているところと思ってください。
とくに中年期に強い関わりを持ち、仕事や結婚に関係してくるため人生への影響がひじょうに大きい格となっています。
また、女性の場合、ライフ(人格)の性格によって結婚運が占えます。
同姓の相手と結婚しない限り、姓が変わると人格が変化することが多く、ゆえに結婚生活の吉凶も占えるというわけです。
その場合、ジョブ(外格)のひと桁の数字も「第2の性格」としてご判断ください。きっと、より深い「内なる性格」の観察が可能となるはずです。
「根子比糸」さんという仮の人物の名を借りて、図を掲載しましょう。
上図、根子比糸さんで言いますと、「子」と「比」を足して出た数字が「ライフ(人格)」の数字、ということは…
ライフは「7」となります。
例えば、ここの数字が「17」「27」「37」であってもひと桁の数字を見るため、ライフは「7」になります。
「ひと桁の数字」で観ることがポイント!なのです。
あとは、数字を五行に変換するだけ。
それを踏まえ、次は五行について見ていきます。
五行とは?
「五行」とは、「五行説」という思想・哲学のことです。
この宇宙の万物は、「木、火、土、金、水」の5つの元素で成り立ち、循環しているとする説を指し、天体の動き、季節の移りかわりなど絶えず循環し繰り返される営みを、5つのフェーズで捉え直してこの世の変化を観る、東洋運命学や東洋哲学の根幹を司る思想。
そして、下図の関係性によって「相性」「相剋」「比和」の、いわゆる「吉凶」が決まります。
- 良い関係を「相性」
- 悪い関係は「相剋」
- 対等の関係は「比和」
「相性」は、スムーズに循環しているゆえ、相手を生み出し助ける、または、相手から生まれ助けられる、お互いの美点を生かし弱点を補いあえる良好な関係です。
「相剋」は、対立する関係であるがゆえ、相手に打ち勝ち、もしくは束縛され双方の美点が止められる、不調和・不健全な悪い関係です。
「比和」は、図には描いていませんが、木と木、火と火、土と土など、同じ性質同士を指します。主従はなく、基本的には対等な関係ですが、和合する、なじむ、並んで競いあうという意味があります。
ここまでが「五行」の説明です。
さらに具体的に、ライフ(人格)の1から9までの数字が「木、火、土、金、水」のどれに属するのかを考えなければなりませんが、それは、以下の数字と属性の関係性からご自身のライフ(人格)の五行を導き出してください。
- ライフ(1,2)=木性
- ライフ(3,4)=火性
- ライフ(5,6)=土性
- ライフ(7,8)=金性
- ライフ(9,0)=水性
さあ、ここまでの解説で、「ライフ(人格)の五行」は割り出せるはずです。
ご自分のライフ(人格)を割り出せた人は、次項からさっそく「相性解説」を見てみましょう。
相性解説
相性の見かたを説明します。
「木✕火」から始まっていますが、「重複する組み合わせ」は掲載していません。
よって具体的な見方につきましては…
例えば、火性の人が木性の人との相性を調べたいときは「木✕火」のところを見てください。木性の人が火性の人との相性を見たいときも「木✕火」のところを見てください。
これが重複する組み合わせは掲載していない、という意味になります。
最後にマークに関しまして。
◎は「相性」で好相性を、◯は「比和」で同質を表しており、いわゆる似た者同士、条件次第で変わる相性、▲は「相剋」で悪い相性を表しています。
木✕火…相性◎
木性が火性をサポート・リードする関係です。
お互いの良いところを引き出しあって成功・幸せを作っていくことができ、気持ちと気持ちが通じ合う好相性です。
挫折や困難にも協力し支え合って乗り越えていくことができるでしょう。
木性の人が火性の人を引っ張って行くことでより成功・幸福の可能性が高まるはずです。
鍵は、少々飽きっぽい性質の火性の人をしっかり者の木性の人をいかにリードしていくかにかかっています。
木✕土…相剋▲
相性が悪い関係です。
木性の人が、土性の切りかえの早い(器用な)性格に振りまわされる可能性があります。
一方、土性の人にとって、打っても響かない木性の人(土性からはそう見える)はストレスが溜まる相手と言えるでしょう。
しかし、お互いに無いものを持っているため、一時惹かれ合うこともありますが、その結果、双方が疲弊し離れていく関係になるでしょう。
つかず離れずでつき合うか、もしくはお互いに遠くから見ているのが一番、そんなラフな関係がお似合いかもしれません。
木✕金…相剋▲
相性が悪い関係です。
木性の人から見た金性の人はひじょうに魅力的に見えることが多いはず。
それもそのはず、住む世界や目指す世界が真逆だから輝いて見えるのです。
一方、自分が興味の一番手である金性の人はそんな木性にそこまでの魅力を感じません。
ほとんどの金性の人は実行すべき目標をしっかり定めているのです。
もし木性の人物が金性の人と末永く付き合っていきたいと考えるならば、かなりクセが強い相手のため相当に過酷な苦労(心労も含めて)を強いられる可能性が高いでしょう。
木✕水…相性◎
木性の人が水性の人からサポート・リードされる関係です。
ゆっくりと良い関係を育んでいける好相性で、創造的な力を持つ組み合わせと言えます。
水性の人がリードする形で引っ張って行くと、より成功の確率が高まるでしょう。
ただし、木性の人は押しつけがましい振る舞いやワガママを出しすぎるのは要注意。
この関係は水性の人の度量次第とも言えるからです。
お互いを思いやっている間はひじょうに良好な関係を築いていくことが出来るでしょう。
謙虚に謙虚に。
火✕土…相性◎
火性の人が土性の人をサポート・リードする関係です。
性質自体が好相性であることと、頭脳、計算力、行動力、スピード等成功に必要なピースをコンビ自体がすべて兼ね備えているため幸福をつかむ可能性がひじょうに高いと言えます。
火性の人がリードする形で土性の人引っ張って行くと、より成功の可能性が高まるでしょう。
例えばビジネスで言えば、火性の上司、土性の部下なら最良の関係になります。
家庭なら、火性の奥さん、土性の夫なら夫の方は尻に敷かれてちょうど良いバランス、そんな感じでしょう。
火✕金…相剋▲
相性が悪い関係です。
双方が、激しく華やかなパワーを持つ者同士。
初めこそ相手の魅力に惹かれ合いますが、元来誰かを引き立てるより自分が目立つことが好きな者同士、遠からず衝突する可能性が高い相性と言えます。
末長い関係を築くのがなかなか難しく、短期間のコラボ企画で一緒に何かをすると言うならば、個性が光る者同士、なかなかユニークな仕事をやってのけるコンビになるかもしれません。
火✕水…相剋▲
相性がひじょうに悪い関係です。
性質が真逆な者同士。
何をやっても途中で挫折しやすくうまくいかないでしょう。
要するに噛み合いません。
お互いの悪いところばかりが目につき、時にいがみ合い、足の引っ張り合い、疲弊する最悪レベルの相性です。
そもそも出会い初めから相手に対して、違和感を感じ近づくことすらないかもしれません。
万が一付き合うことになっても無理だなと感じたら、潔くスパッとつき合いをやめたほうが賢明でしょう。
土✕金…相性◎
土性の人が金性の人をサポート・リードする関係です。
お互いの短所を補い長所を生かすことができる好相性と言えます。
仕事でもプライベートでも息のあった名コンビ、もともと成功気質をもっている土性の人が、パワフルな金性の人を引っ張っていくことでより大きな計画・仕事を成功に導くことが可能となります。
大きな夢を築ける組み合わせ。
安定的に末長い関係を続けていくことができるでしょう。
土✕水…相剋▲
相性が悪い関係です。
とは言いながら、お互いに惹かれあうところはあり短期的には良いものをつくりあげることが可能な関係性です。
しかし、「隣の芝生は青く見える」の言葉通り「思ったほどでなかった」と感じる瞬間がいずれは訪れ後悔する局面を迎えることになりそう。
結局は双方に相当なストレスがかかる相性になりそうです。
ヘタな深入りは険悪なバトルにまで発展する可能性が高いのでくれぐれもご注意ください。
金✕水…相性◎
金性の人が水性に人をサポート・リードする関係です。
剛柔のバランスが良く、ひじょうに好相性。
切磋琢磨しお互いに輝きあえるパートナーになりそうです。
よって仕事、恋愛などでも一定以上の成果をあげることができるでしょう。
金性の人が土性の人を引っ張って行くことでより成功・幸福をつかむ可能性が高まります。
ただし様々な誘惑が多いのでブレず惑わされずやっていけるかが鍵です。
木✕木…比和◯
対等な関係です。
木性の性質から鑑みて、ふだんは落ち着きがあり居心地のよい関係を保てますが慣れてくると、どちらからとなくワガママを見せる傾向があるため衝突の原因になります。
お互いにプライドが高いところがありなかなか譲りません。
そこをいかに工夫し付き合うかがポイントでしょう。
基本穏やかな木性ですから、相手を思いやる気持ちがあれば、深く理解しあうことができ末長い関係を築けるはずです。
火✕火…比和◯
対等な関係です。
快活な者同士、ふだんは楽しい関係を築けそう。
前向きに何か新しいことを始めるには好相性で、一定以上の成果を生み出すでしょう。
しかし、火性はそもそも気が長いわけでなく、激しさを含む性格のため、いずれは衝突することが多くなりそうです。
末長く良好な関係を築くには双方の深い理解と努力と、何と言っても忍耐力が必要です。
土✕土…比和◯
対等な関係です。
日頃は手堅く生きる真面目同士、心を許せる安心な関係になるでしょう。
かえって気が合いすぎるところが欠点で、二人だけの関係に終止しマッタリ殻に閉じこもることになると、お互いの成長が遅れがちになります。
動くことで人生の壁を打破する画数(とくに5系統)なだけにその一点をキモに命じ外側を向いて生きていきましょう。
金✕金…比和◯
対等な関係です。
自分が輝きたい性分の者同士、うわべは平静を装っても内面は激しい火花を散らしていることがあるかもしれません。
あまり距離が近くなりすぎると本気のバトルに発展しがちなため適切な距離を取ることがひじょうに重要です。
ただし、ライバルとしてならちょうど良い関係と言えるかも。
末長い関係を望むなら、双方が、相当に自分を殺して「吉」といったところでしょう。
水✕水…比和◯
対等な関係です。
優しく気づかいできる者同士、よく馴染みあい、リラックスできる良好な関係を築けます。
仕事でも趣味でもプライベートでも気の合うふたり。
しかし、下手すると腐れ縁になりがちなのもこの組み合わせ。
繊細で共感力高めなので、相手のネガティブな話につき合い一緒に負のスパイラルに陥らないように注意しましょう。
傷の舐めあいだけでは成長できません。
優しく共感するだけでなく時に駄目なものは駄目という姿勢も水性の人には必要です。
〈終わり〉