このブログへのアクセスありがとうございます。
この記事はグラフィックデザイナーで姓名判断研究家のネコヒートが書いています。
今回は「姓名判断ニュース」の時間です。
先日急逝された「セクシー田中さん」の原作者であり漫画家の芦原妃名子さんを取り上げ、後半で「十宮図」を掲載いたします。
ただし、ネコヒート姓名判断では、本名である「松本律子」の方を取り上げ鑑定していこうかと思っています。
ペンネームの方は、いかにも「作り込み過ぎ」の名前なんですよね。一応、「姓名表」は掲出しますが軽くふれる程度に留めます。
しかし、急な話でしたね。
この2日前くらいに「脚本のことでモメているなぁ」と思ったら、アッという間に「ダムで発見されました」という話になっていて、そんな短期間に一体何があったんだろうと驚くばかりでした。
芦原先生は、そんなに追い詰められていたのでしょうか?
というか、原作者が、◯ななくてはいけない話なんですかね、コレ?
せっかくなりたかった職業につけて、有名になって、稼げるようになったのに…ひとつの大きな才能が消えたことに対しても…なんだか、モヤモヤするし…色々モッタイないなぁ…そんな出来事でした。
ところで、姓名判断鑑定では、少々驚きの人物との画数の部分での相似関係も見つかりました。
それが誰かは、内容を見てご自身の目でご確認ください。
さっそく見てみましょう、
まずは人物メモからです、
ドーゾッ!
人物メモ
実は芦原先生のことはよく知りませんでした。
しかし、受賞歴も複数あるし、テレビ化も今回の「セクシー田中さん」が初めてではなかったんですね。
- ペンネーム:芦原妃名子
- 本名は、松本律子
- 1974/1/25〜2024/1/28(50歳没)
- 出身地:兵庫県
- 職業:漫画家(少女漫画)
- 受賞歴:「砂時計」「Piece」ともに、小学館漫画賞少女向け部門
- TVドラマ化:「砂時計(2007年)」、「Piece(2012年)」、「セクシー田中さん(2023年)」
経緯
ざっくり解説です。
コトの発端は、連載中にも関わらず、敢えてドラマ化した「セクシー田中さん」です。
連載中の作品だったため、芦原先生はドラマ化に当たって、かなり細かい注文を制作サイドにつけていたらしいのです。
まずは大前提として、「必ず漫画に忠実にしてください」というルールをまずブツけたらしい。
まあ、これは、原作者としては当たり前ですよね。
その他には、先に終わるドラマ版と連載中の漫画とのバランス。
ここにはかなり苦心されたみたいで、「ドラマ版の終盤は、あらすじからセリフまで原作側で用意する」というルールも提示したらしい。
ところが毎度毎度、「漫画に忠実で無い」内容の脚本があがってきて、芦原先生も辟易していたとか…。
そして、よりによって、それを事細かにブログにあげちゃっていたんですね…。
疲れていて、グチのひとつもこぼしたかったのでしょうが、現在では、コレはケンカ売ってるようなもの。やっちゃダメです。
その後、芦原先生は終盤の脚本について、「原作の意向を汲んだ脚本を書ける人物にチェンジして欲しい」旨をテレビ局サイドに伝えますが願いは叶わず、なんと、ご自身で脚本を書くハメになったらしい…。
漫画連載の締め切りが重なる中で、執筆経験の無い脚本まで書いていたと言うのですから、相当に疲弊し、精神的に参っていたのでは?と想像できます。
一方、脚本家の相沢友子さんは「自分は9話と10話は書いていない」と言っておりますね。
芦原先生の書いた脚本を手伝わされたことを「(素人の脚本作りを手伝わされ)不本意だったがこの経験を今後に生かしたい」「脚本家の存在意義を考えさせられた」みたいな前向きだか後ろ向きだかわからないコメント発しながらもご立腹のご様子。
双方が疲弊し、怒り、ストレスを浴び続ける状態になっていたというわけで、話を聞いているだけで、なんだかもう滅茶苦茶、なんですよね。
なぜ、出版社もテレビ局もいっさい登場しないまま…プロデューサーや編集者は何をやっていたんですかね?
間に入って、漫画家と脚本家の直接的な応酬をうまく止められなかったんですかね?
ホント、謎だらけ。
結局、9話と10話の評判はバタバタの中、「実質素人」が書いた脚本なのだから当たり前ですが、芳しくなかったようです。
その後、芦原先生は「時間がない中で、見よう見真似で脚本を作るしかない状況になったこと」「推敲もまともにできず残念な出来栄えになったこと」をファンに報告。
ここらへんで、私はニュースを見たわけですが、一気に暗転、最悪の事態を迎えるわけです。
芦原さんは○の直前、これまでネットにあげていた自身の文章をすべて削除。
最後の投稿は、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」というものでした。
姓名判断
姓名判断は、本名の「松本律子」の方で行いますので、これ以降は、芦原先生とは呼ばず、「松本律子さん」という表記で書いていきますのでご了承ください。
名前:松本律子(芦原妃名子)
画数 | 五行 | 吉凶(画数) | |
ハウス(天格) | 13 | 火 | − |
ライフ(人格) | 14 | 火 | 大凶 |
ベース(地格) | 12 | 木 | 大凶 |
ジョブ(外格) | 11 | 木 | 大吉 |
マップ(総格) | 25 | 土 | 吉 |
五格と三才配置が出ました。
まずは数理からの解説です。
数理
マップ(総格)は、出ましたね、「人間衝突運」と呼ばれる25画です。
ネコヒート姓名判断では「唯我独尊ファイター運」と呼んでいます。
大まかには吉数だし、成功数ではあるものの、人間トラブルが起きやすい画数としてけっこう有名。
松本律子さんが決してそうだというわけではなく、25画という数字の暗示だけで言うと、自我が強く、割と人に自分のスタイルを押し付けがち、また、自分が正しいと思ったら譲らない頑固さがあり組織内ではしばしばトラブルに発展…。
簡単に言うと、「トラブルメーカー運」ですね。
しかし、創作の世界や自分だけで勝負しなくてはならない職業(スポーツ、俳優など)なら、信念やポリシーをしっかり持って戦っていかなければならないわけで、一概に悪いばかりでもありません。
その辺の「さじ加減」「いい加減」が人生では常に難しいのですが、それゆえに、一応、吉数という扱いになっているクセモノ数なのです。
さて、そのほかは、挫折ノイローゼ運と呼ばれる、12画「挫折タフネス運」と、これまた人間関係トラブル運の14画「虚心虚栄スター運(旧:嘘つきピエロ運)」がありますね。
この数字も、お騒がせ有名人が持っている、割と本物の凶数です。
以前、当ブログで掲載した「お騒がせタレントの姓名判断ランキング」でもひじょうに多くの有名人が14画を名前にもっておりました。
結果、「松本律子」という本名は、そうそうたる大凶数を複数持っており、数理の面で、ハッキリ「悪い名前」だと言えそうです。
さらに、類似の人物が見つかりました。
以前記事にした「極悪人の姓名判断」の中で取り上げた、「新幹線○傷事件」の犯人・小島一朗が、まったく同じ数字を持った名前になっていたのです。
https://nekoheat.com/badmen_seimeihandan/no.6
小島の姓名判断表です。
画数 | 五行 | 吉凶(画数) | |
ハウス(天格) | 13 | 火 | − |
ライフ(人格) | 11 | 木 | 大吉 |
ベース(地格) | 12 | 木 | 大凶 |
ジョブ(外格) | 14 | 火 | 大凶 |
マップ(総格) | 25 | 土 | 吉 |
「松本律子」という名前と比較すると、ライフ(人格)とジョブ(外格)が入れ替わっているだけで、その他は一緒です。
- 松本律子:ライフ14 ー ジョブ11
- 小島一朗:ライフ11 ー ジョブ14
では、この微妙な違いが、何だというのか?
それは、ライフ(人格)に「強数を持ったか持たなかったか」だと考えられます。
マップ(総格)に対し、ライフ(人格)の数字がもっとも強く影響を与えるわけで、いわゆるエンジンの役割を果たす場所。
ライフ(人格)の数字が、最も強く人生に影響を与える格だ、という先生もおられるくらいです。
11という強数(陽の数)を持った小島は他者を攻撃し…14というやわらかい偶数(陰の数)をライフ(人格)に持った松本律子さんは、まわりの圧力やしがらみに屈し、自分を攻撃してしまった…。
つまり、松本律子さんは、他者を思いやることができる感性(ある意味弱かったとも言えるわけですが)をお持ちだったということ。
しかし、膨大にふくらみ続けるストレスの中で、「全部自分が悪い」と思い込み、責めてしまい、最悪の結末を選んでしまったということなんでしょうね。
ここで、一点誤解なきよう。
芦原先生が、悪いことしたと言っているわけでも、悪い人物だとも、言っているわけではありませんからね。
今回の一件では、テレビ側が悪いことが濃厚な状況。
芦原先生を責める理由はありません。
また、姓名判断を追求するサイトの使命として、数理の面で、巡り合わせが悪かった、一例としてご紹介したまでなのですから。
つまり…。
“25、14、12の組み合わせは良くない結末を引き起こす、ということ”
なのです。
さらに、今回は、たまたま似た画数を持っていたのが小島という人物、というだけだったわけで、要は、同じ数字を持っていても、数字のある場所が違うだけで、人生模様が大きく変わってくる、という話をしたかったと言うわけ。
誤解なきよう。
芦原妃名子について
「芦原妃名子」というペンネームの方の姓名表を掲載しておきましょうね。
画数 | 五行 | 吉凶(画数) | |
ハウス(天格) | 22 | 木 | − |
ライフ(人格) | 16 | 土 | 大吉 |
ベース(地格) | 15 | 土 | 大吉 |
ジョブ(外格) | 31 | 木 | 大吉 |
マップ(総格) | 47 | 金 | 大吉 |
見事な大吉ばかりの名前です。
かなり緻密に考えられている名前(ペンネーム)になっており、逆に、とくにコメントはありません。バランスよく物事を考えることができる人だったんでしょうね。
三才配置も、木ー土ー土で、「吉平配置」。
木ー土ー土には、以下のお告げ文が書いています。
“外見不安定な配列です。しかし、平穏無事運につき意外と内面は充実。最終的には幸福な一生になることでしょう”
次は「三才配置」です。
三才配置
「松本律子」名の三才配置を「早見表」で確認しました。
「火ー火ー木」ですね。
「火ー火ー木」を調べましたら、「幸運配列」でした。
そこには、こんなお告げ文が…。
“強力な基礎運のうえに順調に発展していきます。目下からのサポートを得て地位と財産を手に入れ、幸福な一生になることでしょう”
三才配置は、とても良い名前だったようです。
最後に、「十宮図」で名前を観てみましょう。
十宮図
ネコヒート姓名判断では、独自の「十宮図」での鑑定をしています。
数字という観念・概念を図にすることで、視覚的に名前を捉えることができるため重宝しています。
この円のなかに、占星術のように線を引き名前を鑑定する、というわけなのですが、まずは、松本律子さんの十宮図を見てみましょう。
右下に線が集中していますね。
今回は表の見方の関する詳細な解説は割愛させていただきますが、簡単に用語解説はしておきましょう。
- Peak : 頂点。運勢の良い時期
- Valley : 谷。運勢の悪い時期
- Event period : 大きな出来事が起こる期間
- Caution : 要注意年(人によって異なる)
松本律子さんのマップ(総格)は、25画。よって、起点が「5」の位置になります。
この位置は年齢で言うと、0歳、10歳、20歳、30歳…に該当。
2024年は50歳を迎える年になりますので、現在は「5」の位置にいることになります。
「アレッ?ピークなのにヒデェ目にあってんじゃん」
という意見は、スピードワゴン小沢一敬さんのときにも書きましたが、ごもっとも。
こちらはのちほど説明いたします。
さて、例によって、チャートで気になるのは、不吉なサイン「ベルト」が出ているところ。
「ベルト」はチャートに現れる帯状の形のことで、コロナ禍でお亡くなりになった有名人にも多数出現していた「相」でした。
1-2-4-5のベルト
このベルトを持った形が、松本律子さんの名前の特徴と言えます。
また、5のところは本来「山」でもありますが、たとえ「山」であっても、「ベルトにかかっている」せいで、「山」の利点を活かせなかった可能性が高い、というわけなのです。
そして、残念ながら、実際に「ベルト」にかかった地点「5」のところで命を落としてしまった、ということになります。
まとめ
芦原先生の名前、思っていた以上に悪かったですね。
とは言っても三才配置は良かったわけで、数理が悪かっただけなのですが…。
それにしても、何度考えても原作者である芦原先生が◯ななくてはいけない理由が見当たりません。
もし本当にテレビの制作サイドが、芦原先生が書いていたような「原作を冒涜」するようなことをしていたなら大問題、むしろ、芦原先生は生き続けて問題提起をし続けるべきだったようにも思うのです。
あと、ちょっと、対テレビ側との交渉術というか、ピュア過ぎましたよね。ビジネスライクにと言いますか、もっと言葉悪く言えば「腹黒く」「狡猾に」立ち回っても良かったように思います。
原作を、自分たちの都合の良いように改変しても平気な顔をしている連中だったのなら、厳しく対応してもよかったのでは?
でも、それができたら世話ないですか。できないくらいに優しかったから、真面目だったからこういう結末になったんですもんね。
いずれにしましても、ひとつの大きな才能が消えてしまったことは残念。本当にもったいない。
芦原先生のご冥福をお祈りし、今回は終了です。
〈終〉