このブログヘのアクセスありがとうございました。
この記事はグラフィックデザイナーで姓名判断研究家のネコヒートが書いています。
今回は「姓名判断ニュース」の時間です。
過去に取り上げた桐島聡に続き、「逃亡犯つながり」の流れで、福田和子を取り上げてみることにしました。
かなり昔の事件ですが、当時は、大いにマスコミを賑わし話題になったそうです。
事件が起きたのは、1979年。
ワイドショーでは「7つの顔を持つ女」と呼ばれたり、読売ジャイアンツ の四番バッターでメジャーリーガーだった松井秀喜が幼少期に、和菓子屋に“潜伏中”だった福田和子に会ったことがあるとか無いとか…。
約15年もの間、日本全国を転々と長い長い逃亡生活を送った挙げ句、時効直前に逮捕された人物の名前は、いかほどのものなのでしょうか?
逃亡犯特有の数字はあるのでしょうか?
時効まで、わずか21日というところでの逮捕はなぜ起きたのか?
姓名判断の哲学は何を教えてくれるのでしょうか?
さっそく観ていきましょう、
まずは人物メモからです、
ドーゾッ!
人物メモ
- 1948年1月2日〜2005年3月10日(享年57歳)
- 両親は幼少の頃に離婚
- 母親は漁師町では売春宿を経営していた
- 高校生の頃に彼氏が交通事故で◯亡した
- 刑務所内に収監中に○姦経験(2度)
- 同僚ホステスを○害し逃亡が始まった
- 逃亡期間:約15年(時効21日前に逮捕)
それにしても、人生の前半は、大変だったみたいですね。
とくに幼少期〜少女期の苦労が、後の和子の人格形成、彼女の「モノの見方」につながってるようにも感じてしまいます。
たびたびブログ内で言っていますが、芥川龍之介が『侏儒の言葉』の中で語った、
“運命は性格の中にある”
はひとつの真理でしょう。
こういう事件や人物に出会うたびに強く思ってしまいますね。
続いて、ざっくり解説ですが、逃亡までの経緯です。
逃亡の経緯
逃亡を始めるきっかけになったのは、1982年、和子が34歳のときに起こした、「松山ホステス○害事件」でした。
この頃の和子は、ホステス勤めをしていましたが、散財癖、浪費癖がひどく、年中お金に困っていたそうです。
そんなときに、(貯金しているシッカリ者の)同僚ホステス・安岡厚子さん(31歳)に借金をお願いしようと思い立ち、後日、安岡さんの家で飲み会を開くことになりました。
安岡さんの家で食事会が行われた当日。
かなりの酒がすすみ、和子は、眠りこけている安岡厚子を見て、フト悪い考えが思い浮かびました…。
酒のせいでしょうか?
もしくは、酒の影響で本性が出たのか?
和子は、「借りるのは面倒だから、奪っちゃおうかしら…」 と思ったのでしょうね。
酒に酔い眠りこけている安岡さんにそっと近寄る和子…。
手に持ったヒモを安岡さんの首にかけると…。
この自分勝手で短絡的な考えで起こしたのが「松山ホスト◯害事件」だったのです。
そして、この日から、和子の長い長い逃亡生活が始まったのでした。
ちなみに、安岡さんの◯体遺棄を手伝った夫は、後にしっかり逮捕され、有罪判決を受けています。
年表
福田和子が、18歳以降に起こした事件から、○亡するまでを表にまとめました。
2度の○姦事件、というのも相当ツイテいないですよね…。
西暦 | 年齢 | 出来事 |
1965年 | 18歳 | 国税局長の家に強盗。松山刑務所に服役。このとき、看守から手引きされたヤ○ザに○姦される。移送先の高松刑務所でも○姦事件にあう。後に看守は、自○したと発表される。 |
1968年 | 20歳 | 1人目の夫と結婚(長男・長女)。 |
1973年 | 25歳 | 1人目の夫と離婚。 |
1974年 | 26歳 | 2人目の夫と結婚(2人の子供をもうける)。この頃から借金トラブル多数。総額2000万以上との情報もアリ。 |
1982年 | 34歳 | 同僚のホステスの首を絞め殺害。「松山ホステス殺害事件」発生。和子は逃亡。遺体遺棄を手伝った夫は逮捕される。 |
1997年 | 49歳 | 福井市の行きつけのおでん屋で逮捕される。 |
2003年 | 55歳 | 無期懲役確定。 |
2005年 | 57歳 | 服役中に病死(脳梗塞)。享年57歳。 |
姓名判断
名前:福田和子
画数 | 五行 | 吉凶(画数) | |
ハウス(天格) | 19 | 水 | − |
ライフ(人格) | 13 | 火 | 大吉 |
ベース(地格) | 11 | 木 | 大吉 |
ジョブ(外格) | 17 | 金 | 吉 |
マップ(総格) | 30 | 水 | 凶 |
五格と三才配置が出ました。
まずは数理からの解説です。
数理
マップ(総格)は、「人生地図」です。
「名前」が、自身の人生をどのようにするのかを「宣言」したのがマップ(総格)とも言えるし、名前に描かれた「未来像」とも言えます。
福田和子の人生地図は、30「一発逆転チャレンジャー運」と呼んでおり、凶数。
しかし、このナンバーは、波乱万丈数でありながらも、0系統では珍しく成功運が強い数字。
福田和子は、その他の格にも強数を持っています。
ライフ(人格)にある13「愛嬌サクセス運」は、人に可愛がられ出世・成功する大吉数だし、ホステスなどの水商売にはピッタリ。
ジョブ(外格)の17「剛力バッファロー運」だって人気商売数ですよ。ただし、事件・事故運を秘めた危険数という一面もありますが…。
ベース(地格)の11「我儘ステップアップ運」だって成功数。
そうなんです、30「一発逆転チャレンジャー運」以外は、実は、なかなかの画数が揃っている名前だったのです。
数理だけの話で言えば、「たられば」はありませんが、もしも、幼少期の苦労さえなかったら…屈折した性格になっていなかったら…成功者になっていたとしても不思議ではありません。
「たられば」はないのですが。
三才配置
福田和子の三才配置は、「19-13-11」で、五行変換しますと、「水-火-木」となります。
ネコヒート姓名判断の「三才配置早見表」で調べましたら、「水-火-木」の組み合わせは、「凶悪配列」でした。
そこにはこんなお告げ文が…。
“一時は盛運になり発展しますが急激な災難・不運を呼び込む凶悪配列です”
福田和子の三才配置は、あまり良くなかったようです。
最後に十宮図を観てみましょう。
十宮図
ネコヒート姓名判断では、独自の「十宮図」での鑑定をしています。
数字という観念・概念を図にすることで、視覚的に名前を捉えることができるため重宝しています。
今回は表の見方の関する詳細な解説は割愛させていただきますが、簡単に用語解説はしておきましょう。
- Peak : 頂点。運勢の良い時期
- Valley : 谷。運勢の悪い時期
- Event period : 大きな出来事が起こる期間
- Caution : 要注意年(人によって異なる)
この円のなかに、占星術のように線を引き名前を鑑定する、というわけなのですが、まずは、福田和子の十宮図を見てみましょう。
全体的には、広くて大きいタイプのチャートになっています。
こういう、チャートは、オープンで社交的、人づき合いの上手な人が多いようです。
さて、福田和子の人生の起点は、マップ(総格)は、30画なので、「0」の位置。
この位置は年齢で言うと、0歳、10歳、20歳、30歳…に該当します。
例によって、チャートで気になるのは、不吉なサイン「ベルト」が出ているところですね。
「ベルト」はチャートに現れる帯状の形のことで、コロナ禍でお亡くなりになった有名人にも多数出現していた「相」でした。
- 3-4-8-9のベルト(凶意が強い)
- 0-1-3-4のベルト(凶意が弱い)
凶意が強いベルトと弱いベルト、2本のベルトを持った形が、福田和子の名前の特徴と言えます。
さきほど掲出した「年表」と十宮図チャートを重ねてみることで、主だった事件や出来事と「ベルト」との関連性が観てとれます。
出来事 | 十宮図No. | コメント |
国税局長の家に強盗。松山刑務所に服役。このとき、看守から○姦される。移送先の高松刑務所でも○姦事件にあう。 | 8 | 凶意の強いベルト3-4-8-9にかかっており、要注意年(★)でもあります。 |
同僚のホステスの首を絞め○害。「松山ホステス○害事件」発生。和子は逃亡。 | 4 | 凶意の強いベルト3-4-8-9と、凶意の弱いベルトにかかっています。さらに、4を頂点とした三角形が複数出現しています。 |
福井市の行きつけのおでん屋で逮捕される。 | 9 | 凶意の強いベルト3-4-8-9にかかっています。 |
服役中に病死(脳梗塞)。享年57歳。 | 7 | ここは何も掛かっていませんね。○されたかな? |
福田和子の事件は、3-4-8-9のベルト地点で起きていることが多いようです。
とくに、「4」は、以下の3つの意味が重なり、最凶危険地点になっていますね。
- 2本のベルトが重なる地点
- 鋭角な三角形が出ている
- 谷(Valley)にあたる
逃亡のきっかけとなった「松山ホステス○害事件」は、そんな最も「魔がさしやすいとき」に起こるべくして起こった事件と言えますし、油断していたのか定かではありませんが、おでん屋での逮捕も、「ベルト」にあたる時期でした。
まとめ
最近は、「親ガチャ」なんていう言葉がありますね。
「親ガチャ」とは、子供側から見たときの「親」をあらわす言葉で、いわゆる「毒親」のことや、経済格差で満足な暮らしをさせることができない親、子供がみじめ・不幸に感じる親全般を指しており、カプセルトイ(昔は“ガチャガチャ”と呼んだアレ)にちなみ、「何が出るかわからない」「当たりを自分では選べない」、翻って「子供は親を選べない」ことを自虐的に指す言葉らしい。
しかし、考えてみると、福田和子もまた「親ガチャ」による犠牲者だったのかもしれませんね。
親の庇護にある間は、自動的に親の(名前の)運勢に振り回されるわけで、その時期に確立する性格や個性が、めぐりめぐって、福田和子のように大きな事件を引き起こすわけです。
そういう意味では、福田和子の親が作った事件と言っても良いかもしれませんし、姓名判断研究家としては、和子の両親の名前を知りたい、と思ってしまいます。
実際、名付けする際は、両親の名前を観た上で名前をつくるのですから、親の名前と子の名前が無関係ということはありません。
それにしても、先日も東京都台東区で起こった事件が話題になりましたね。4歳の女の子に向精神薬などを飲ませて○害した両親が逮捕されました。
「○すなら産むなよ」と思いますが、この手の事件は、一向に減る気配なし。
そして、この両親の名前もまた、相当悪かったのです…。
- 夫:細谷健一:マップ(総格)は30画で凶
- 妻:細谷志保:マップ(総格)は34画で大凶
30画は、福田和子と一緒のナンバーですよね。
妻の34画は、「激動エキセントリック運」と呼んでいる、数奇な運命に導かれる大凶数として有名です。
2人の持つその他の画数も、すさまじい…。
夫は、中途挫折運12を複数持っているし、妻の志保は、自分勝手エゴイスト数14や波乱万丈数20を持っているし、2人合わせて「凶数博覧会」のような有様になっているわけです。
姓名判断を研究する者としては、名前のデータが増えるという意味において、研究が助かる一面は確かにあります。
しかし、親に○されたお子さんの「無念さ」を考えると、やはり、どうしても、やるせない気持ちになりますよね…。
今回の「福田和子」というテーマは、「親」と「子」の名前をあらためて考えるという意味において、ひじょうに感慨深い事件となりました。
〈終〉