このブログヘのアクセスありがとうございました。
この記事はグラフィックデザイナーで姓名判断研究家のネコヒート
今回は「姓名判断ニュース」の時間です。
というわけで、5月になると思い出す…一般的にはあまり知られていませんが、将棋界のダークヒーローと言いますか、古きよき時代に実在した真剣師・小池重明の名前を調査してみました。
時は1970年代ー。
「真剣師」とは、簡単に言いますと「賭け将棋」を生業としていた博徒のこと。
「将棋ギャンブラー」と言った方がわかりやすいかもしれませんね。
若い人にはピンとこないでしょうが、要するに、実際の実力を隠して、自分より弱い将棋好きの素人をカモにして金を稼ぐヤクザな商売が「真剣師」というわけ。
しかし、この小池重明の場合、「ただの真剣師」ではありませんでした。
当時、将棋は素人がプロには「絶対勝てない」ジャンルの競技と呼ばれていたのですが、小池は、バリバリの八段クラスのプロを何度も葬り去った実力の持ち主だったのです。
将棋に関して、「怪物級」の力を持つ小池に付けられたアダ名は「新宿の殺し屋」でした。
ところが、そんな小池には大きな人間的な欠陥が…。
それは、酒と女にめっぽう弱かったこと。
対局日に泥酔したままやってくるのは序の口で…アルバイト先の人妻とは必ず駆け落ち…おまけに店の金庫の金を持ち逃げするし、おまけに最後は、酒の飲み過ぎで体を壊し、入院先の病院で生命維持装置のパイプを自らの手で引きちぎって絶命…。
そんな「破滅型」の生き様も、小池の魅力となっているのかもしれません。
さて、将棋は怪物級、一転、プライベートは究極のダメ人間だった男はいったいどんな名前だったのでしょうか?
良い名前なのでしょうか?
それとも悪い名前?
さっそく観ていきましょう、
まずは人物メモからです、
ドーゾッ!
人物メモ
- 名前:小池重明(本名は“しげあき”なんだと思います)
- 生年月日:1947年12月生〜1992年5月没(享年44歳)
- 出身:愛知県名古屋市
- 主戦場:新宿歌舞伎町の将棋道場「天狗茶屋」
- 1980年、1981年、2期連続アマ名人獲得
- 1982年、現役バリバリのプロ棋士・森雞二八段に3連勝
- 1983年、寸借詐欺騒動(週刊誌に大々的に取り上げられる)を起こす
- 当時の理事長・大山康晴を介しプロ入りを懇願するも棋士総会で却下
姓名判断
名前:小池重明
画数 | 属性 | 吉凶 | |
ハウス(天格) | 10 | 水 | 大凶 |
ライフ(人格) | 16 | 土 | 大吉 |
ベース(地格) | 17 | 金 | 吉 |
ジョブ(外格) | 11 | 木 | 大吉 |
マップ(総格) | 27 | 金 | 大凶 |
五格と三才配置が出ました。
数理
小池の人生地図とも言えるマップ(総格)は、27「剛爆エンターティナー運」で、大凶数。
名誉と権力など、よくも悪くもニュースに縁ありなナンバーなのですが、まさに小池の人生を象徴。
小池のみならず、例えば、前回取り上げた、坂本龍馬の妻・お龍さんや、二刀流メジャーリーガー・大谷翔平、昭和の大歌手・美空ひばり、柔道家で総合格闘技で大活躍した吉田秀彦、カンフー俳優・李小龍(ブルースリー)など、大注目を浴びる、ド派手な人生こそが27画にふさわしいと思うのです。
しかも、「もうひとつ7系」を持っており、7の数意が強調されてしまているところがミソですね。
- 7系の数意:名誉、人気、事件、事故など
そのほかは、11「我儘ステップアップ運」、16「逆転シンデレラ運」などの堅実でパワフルな頭領運と呼べるナンバーを持っています。
しかし、総じて言うならば、良くも悪くもニュースに縁あり…「名誉に縁はあるが実態はボロボロ」という運命に誘導された人生になったといことになるでしょう。
三才配置
小池重明の三才配置ナンバーは「10-16-17」で変換しますと、「水-土-金」になります。
ネコヒート姓名判断の早見表で確認すると「水-土-金」は、「吉平配列」でした。
そこには次のようなお告げ文が…。
“不平不満あり消極的ではあるものの、おおまかには大過なく、希望通りの安定した人生を送ることでしょう”
「将棋指し」として伝説にもなったのですから、概ね「希望通りの人生」だったと言っていいのでしょうか?
しかし、最後の入院時は、「死にたくない」「遊び足りない」と泣きわめき、病院を脱走したりかなり大変だったそうな。
最後に十宮図を見てみましょう。
十宮図
ネコヒート姓名判断では、独自の「十宮図」での鑑定をしています。
数字という観念・概念を図にすることで、視覚的に名前をとらえることができるため重宝しています。
今回は表の見方の関する詳細な解説は割愛させていただきますが、簡単に用語解説はしておきましょう。
- Peak : 頂点。運勢の良い時期
- Valley : 谷。運勢の悪い時期
- Event period : 大きな出来事が起こる期間
- Caution : 要注意年(人によって異なる)
この円のなかに、占星術のように線を引き名前を鑑定する、というわけなのですが、まずは、小池重明の十宮図を見てみましょう。
「7」地点が出生年。
ということは、0歳…10歳…20歳…30歳のときは「7」地点に当たります。
小池のチャートで印象的なのは、やっぱり当ブログでよく登場する「ベルト」です。
「ベルト」とは…以前記事にもしましたが、このベルトが出ていると突発的な事件や事故、不幸が起こることが実に多い。コロナ禍においてお亡くなりになった有名人がことごとく持っていた「相」のこと。
- 0-1-6-7
さらに、鋭角な三角が出ています。
- 0の位置(0-6-7)
- 6の位置(0-1-6)
- 7の位置(0-1-7,1-2-7)
今回は5つの象徴的な出来事とチャートを比較してみましょう。
- ①加賀敬治との通天閣決戦
- ②アマ名人獲得(1期目)
- ③アマ名人獲得(2期目)
- ④プロ高段者を3連勝で撃破
- ⑤小池重明の没年
①加賀敬治との通天閣決戦
当時、大阪を拠点にしていた、一番強いアマチュアの将棋指しが真剣師・加賀敬治でした。
なにせアダ名は「鬼加賀」で、それまでに1964年、1979年2度の「アマチュア名人」を獲得した強豪だったのです。
そして、小池を物語るときに必ず出てくるのが、1979年11月3日、新世界「通天閣将棋道場」で行われた、「通天閣決戦」。
「鬼加賀」VS「新宿の殺し屋」、最強の真剣師を決める死闘でした。
11月3日の正午から始まった戦いが終わったのは、日付が変わった11月4日の深夜。
戦績は、7勝7敗の五分でした。
そんなとき、まわりの観客から「もっと戦って決着をつけろ」という声があがったそうで、小池は「よし、やろう」と応じましたが、加賀敬治は「これ以上戦っても小池に勝てる気がせん」と言って帰ってしまったそうな。
そして、この瞬間、当時無名だった小池が名実ともに日本一の真剣師になったのでした。
チャートで言うと「9」の頃。
そこは、イベント期間ではなく、運気的には問題ないため、存分に力を発揮できたと考えられますね。
②アマ名人獲得(1期目)
チャートで言うと「0」の頃です。
ベルトにかかっており、何かしらの衰運を呼び込む可能性がある年です。
③アマ名人獲得(2期目)
チャートで言うと「1」の頃です。
②と同様、ベルトにかかっており、何かしらの衰運を呼び込む可能性がある年ですが、この年以降、小池と将棋を指す相手が急激に減っていったと言います。
鬼加賀より強く、アマ名人を2期連続で獲得した人間と将棋を指す相手がいなくなるのは必然といえば必然ですよね。このあたりから小池は困窮していきます。
④プロ高段者を3連勝で撃破
プロの高段者というのは、当時現役バリバリの八段・森雞二のことでした。
「将棋ジャーナル」という雑誌の企画で行われた三番勝負の対戦だったそうです。
しかし、将棋は、冒頭でも言いました通り、プロとアマチュアの実力差が著しく激しい競技と言われていたにも関わらず、バリバリの八段がアマチュアに3連敗喰らったことが当時の将棋連盟内部でもかなり問題になったらしい(かなりの罰金を喰らったという噂も…)。
この「事件」の直後に、森雞二が「棋聖」のタイトルを獲得していることからも、小池の実力は本物だったといことで、まさに小池重明ピークのときと言ってもいいでしょう。
チャートで言うと「2」の頃でした。
「山」のときですね。
しかし、具体的なベルトでは無いものの2-7の(相剋している)ラインがやや危うい、という印象です。
⑤小池重明の没年
小池の没年は1992年5月。
それまでの不摂生がたたったのか、肝臓を壊して入院していた矢先、自らの生命維持装置であるパイプを自分の手で引きちぎってという壮絶な最後を遂げました(ある意味で「自○」と言えるのかもしれませんが…)。
チャートで言いますと、「1」の頃です。
ベルトにかかっており、「谷」のときですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
将棋ギャンブラーとして破天荒に生きた、小池重明の栄光と挫折のジグザク人生が見事に「名前」に現れていたように思います。
とくに、「数理」の面において。
7系が複数あることがすでに由々しき事態ですが、7系の中でも、27画はとくに激しく、天国と地獄、名誉と孤独を表現するナンバーのような気がしてなりません。
そして、以前記事にもしましたが、現役の27画を持つ人物と言えば二刀流メジャーリーガー・大谷翔平です。
大のプロ野球ファンとして、沈没して欲しいなどとは夢にも思っていませんが、姓名判断研究家としては注目せざるを得ず、今後どのようなことが起きるのかちょっと心配。
右腕通訳・水原一平氏の起こした窃盗事件くらいで済めば御の字。
しかし、そんな簡単なナンバーではないところが少々末恐ろしい…という感想です。
大谷翔平にまとわりついている代理人が鍵を握っていそうな雰囲気ではありますが、果たして、27画がどのような形で発現するでしょうか?
今回の姓名判断ニュースは、以上で終了です。