このブログへのアクセスありがとうございました。
この記事はグラフィックデザイナーで姓名判断研究家のネコヒートが書いています。
今回は「姓名判断ニュース」の時間で、「事件と名前」を検証していこうではありませんか。
というニュースが4月4日(土)に「文春オンライン」で報じられました。
ちょっと昔の事件なのですが、これもまた衝撃の事件でしたよね。
「娘が母親を殺害しバラバラに解体する」…という恐るべき事件内容で世の中をザワつかせましたが、娘さんの供述を聞くとけっこう気の毒な動機であって、こういう事件を起こしたことも、うーん、ちょっと仕方ないかな…と思うところも無きにしもあらず。
要は母親が過激な「毒親」だったということなのですが、その辺は概要でお話しすることにして…。
それにしても、こういう猟奇的事件を起こす加害者と被害者ってどういう名前をしているのでしょうかね?
どっちかの名前が強くて、どっちかが弱い名前なのでしょうか?
それとも意外と拮抗しているような名前なのでしょうか?
また不思議なのは、どっちが本当の被害者で、どっちが本当の加害者だったのか?と言うところ。
まずは、事件概要からお伝えしていきましょう、
ドーゾッ!
事件概要
2018年1月、滋賀県で31歳の娘が、医学部合格を9年間強要し続けた58歳の母親を殺害・遺棄しました。
背景にあったのは、入浴すら制限しスマホを没収するなど、娘を肉体的・精神的に徹底追いつめた凄絶な「毒親」による「教育虐待」でした。
監禁同然の生活で心身を破壊され、自らの命を守るために母を「モンスター」として葬るしかなかった娘さんは最後は母を殺害し、犯行直後に「モンスターを倒した。これで一安心だ」とSNSへ投稿しました。
母の遺体が発見された当初は頑なに「母は自殺したのだ」とウソを語っていた娘でしたが、犯行直後のSNSへの投稿が一種決め手となり、母親殺害容疑で逮捕されました。

殺人自体は決して肯定できません。
しかし、娘の話が事実なら、逃げ場のない支配の末に起きたこの悲劇は、「親子」という名の密室(閉じられた世界)で行われた「見えない暴力」の恐ろしさを物語ってると思いましたね。
姓名判断
最近の記事では実名が出ていないようですが、当時の記事ではバッチリ出ているため、姓名判断研究のためにお見せすることとしましょう。
- 娘:桐生のぞみ(当時31歳)
- 母:桐生しのぶ(当時58)


ネコヒート姓名判断の平均点が「4.42点」であることを考えると、二人とも良い点数です。しかも、母親が圧倒的に高い点数をしています。なんと90点。
人生地図を表すマップ(総格)は、23画と24画という大吉数同士、火性の陰と陽の組み合わせで、本来なら悪くない組み合わせのはずですが、なぜこんな事件になったのか?
この事件にお父さんの存在はなく(性格の不一致で別居中)、母と娘の二人暮らしの中で起きた事件…この話でピンとくるのが、母・しのぶのマップが示すナンバー、23画「野獣エンペラー運」の存在です。
23画「野獣エンペラー運」は頭領運と呼ばれる「男子出世数」ですが、女性が持つと「後家運」という名の少々不穏な名称で呼ばれます。
後家運を持っている女性は、パートナーが病気になったり死亡したりして、いずれその家の大黒柱になってしまうというナンバー。書き方が不穏ですが、男と対等に渡り合いたいなら、ひじょうにパワフルなナンバーとも言えます。
この強力なナンバーを母・しのぶが持っていたというのですから穏やかではありませんね。
実際母・しのぶは日頃から夫(父親)を「お父さんみたいに名前を書けば入れる大学にしか行けないわよ」としつこく侮蔑していたらしい。夫(父親)はそれが嫌になり、別居の道を選んだといいます(生活費は渡していたようですね)。
その結果、しのぶは仮の大黒柱として君臨し、さらに自らが果たせなかった「最高峰の学歴を持つ娘」を強引に仕立てあげ、自らも「優秀で立派な母親」になろうと画策したと言うのが、この事件の真相だったのではないでしょうか。
犯行直後の「モンスターを倒した。これで一安心だ」とのSNSへ投稿は印象的ですよね。モンスター(怪物)は、23画「野獣エンペラー運」という最強数の一つを持っていたのですからなんとも暗示的ではないですか?
おまけに、17画という「事件・事故運」まで持っていたのは偶然だったのか否か。かなり意味深な印象があります。
母の仕打ち
それにしても、母・しのぶはエグい。実の娘に対してここまで残酷に振る舞えるものなのか?不思議で仕方がありません。
1. 「風呂禁止」と「24時間監視」
浪人生活が長引くにつれ、母親の束縛はエスカレートしました。
- スマホ没収: 外部との連絡を一切断たせる。
- 入浴禁止: 母親が許可した時しかお風呂に入らせない。
- 寝室の監視: 娘が寝る時も母親が隣にいて、一挙手一投足を監視する。 これにより、娘には「一人で息をつく時間」すら1秒も与えられませんでした。

わたしなら発狂してしまうかも…
2. 探偵を雇っての「連れ戻し」
娘は過去に3回ほど家出をしているらしい。
しかし、そのたびに母親は探偵を雇って娘の居場所を突き止め、力ずくで連れ戻しました。 連れ戻された後はさらに監視が厳しくなり、「逃げても無駄だ」という絶望感を植え付けられたといいます。

そりゃあ、逃げたくもなりますよね
3. 「合格」という嘘への病的な執着
医学部看護学科合格後、「医学部医学科の合格通知の偽造」もそうですが、親戚の前で嘘をつかせる際、もし娘が少しでも渋ったり不自然な態度を見せたりすると、後で激しい罵倒や土下座を強要しました。 「世間に対して完璧な母親である自分」を守るために、娘の尊厳を徹底的に踏みにじったのです。

ちょっと補足が必要ですね。
実際に合格したのは、医学部看護学科。母が執着していたのは、医学部医学科でした。
それをゴマかすために、「医学部医学科合格通知の偽造」をしてまで、周囲への見栄を保ったという実にバカみたいな話なのです
4. 看護学科合格後も続いた「嫌がらせ」
9浪の末にようやく医学部看護学科に合格し、卒業も見えた頃、さらに助産師学校(高度な資格らしいのです)に入ることを強要し始めました。そして、さらなる支配が始まったのです。
- 娘が助産師学校の試験に不合格になると、母親は激昂した。
- 「助産師になれないなら、預金通帳を返せ」と迫り、再び医学部医学科への受験を強要しようとしました。 これが犯行の直前の出来事であり、娘にとって「この地獄は一生終わらない」と確信させる決定打となりました。

娘は娘なりに努力しているのに、どこまでも自分の見栄とメンツしか考えていない母親なのでした。ダメだこりゃ…
被害者はどっち?
それにしても、この事件、殺されたのは母親でしたが、本当の被害者はどちらだったのでしょうか?
二審(大阪高裁)の被告人質問において、彼女自身の口から語られたのは、
「母か私のどちらかが死なない限り、終わらないと思っていました」
というコメントでした。
つまり、このコメントが心に浮かんだ当時の現実世界で彼女は母親に殺されそうになってモガいている最中。身も心も壊れかけ「どちらかが死なないかぎり…」と思ったそのとき彼女は完全に被害者だったのです。
それに加え、これまでの被害者と加害者の姓名判断を行った経験から言うと、概ね「加害者」の方が点数が高い傾向があり、実際に点数が高いのは母親の方なんですよね。
その辺を含め考えると、この事件の本当の被害者と加害者はこうなるのではないでしょうか。
被害者:娘・のぞみ
加害者:母・しのぶ
そして、娘は、母を殺害しました。やむなく。
最終判決
2021年1月、二審の大阪高裁は、凄惨な遺体損壊を重く見つつも、9年間に及ぶ母の異常な干渉と監禁同然の生活が犯行の主因であると認定しました。
娘・しのぶへは、一審の懲役15年から5年減刑し、懲役10年の判決を言い渡したそうです。
裁判長が「これからは自分の人生を歩んでほしい」と言葉を贈ったこの判決は、「教育虐待」という名の支配が招いた悲劇の深刻さを物語っているような気がしますね。
子どもは、親の属物ではありません。
親の夢を実現するための身代わりではありません。
親の(世間への)復讐を果たすための道具でもないのです。
この事件は、「親が自分の人生の夢を子供に押しつけてはいけない」という、あまりに重い教訓を、子どもを持つすべての親に突きつけているような気がしてなりません。
一人でも多くの「毒親」がいなくなりますように。今後こういう悲しい事件が一件でも減ることを祈りつつ、今回の姓名判断ニュース「事件と名前」は以上で終了です。
〈終〉


