このブログヘのアクセスありがとうございました。
この記事はグラフィックデザイナーで姓名判断研究家のネコヒートが書いています。
今回は「名前の世界」の時間です。
世にあふれる「キラキラネーム」や「夜露死苦ネーム」ですが、気になる記事を見つけてしまいました。
この記事では、「キラキラネーム」を付けられた30代の女性が大変憤っております。完全に親を恨んでいますね、これは。
キラキラネームをつけられて何が起きたのか、さっそく見ていただきましょう、
ドーゾッ!
「七音」は夜露死苦ネーム?
というニュースが25年1月26日(日)に「FORZA STYLE」で報じられました。
「ブスなのに…」なんて思い切った言い草ですよね。しかし、この話、事実なら大問題。これまでも、名前が引き起こした恐ろしい事件があるからです。
さて、この話の登場人物は、清水七音さん(仮名・34歳)。
この「七音」という名前のせいで、ひどいイジメに目にあってきたらしいのです。
イジメのきっかけが「名前と容姿が見合わない」という理由で、つまり、「その顔でその名前はアウトだろ」、と。
女優さんのような美しい顔立ち、アイドルのようなチャーミングな顔立ちならまだしも、七音さん曰く「平均以下のブス」ではこの名前で生きるのは無理と思ったのだそうな。なんとも残酷な話ですね。
ちなみに、みなさん、「七音」はなんと読むと思いますか?
多分読めないと思いますよ。かなり難しい。
正解は、下のアコーディオンをポチッと押してご覧ください。
正解は「ドレミ」でした。ほとんど大喜利問題。読めるわけないですよね。
正解見ましたか?
すごい読み方ですよね。逆の意味では、センスがあるような…。
しかし、自分がつけたわけでもない名前で、イジメにあうなんてまったく理不尽な話なのですが、七音さんには、さらに3人兄弟がおり、しかも全員が「同じ調子」の「夜露死苦ネーム」だというのですから驚きです。
それにしても、懲りないご両親ですね。
兄弟の名前も夜露死苦?
というわけで、七音さんのご兄弟の名前も結構すごいので、クイズ形式で出してみましょうか?
「七音=ドレミ」のように、斜め上をいくような、大喜利の発想で考えてみてくださいね。
①お兄さんの名前です。「奏夢」はなんと読むでしょうか?
正解は「リズム」でした。「ム」しか同じじゃないという…やっぱり読めるわけないですよね。
②弟さんの名前です。「天音」はなんと読むでしょうか?
正解は「ソプラ」でした。もはや跡形もないという…これは無理!
③妹さんの名前です。「美音」はなんと読むでしょうか?
正解は「メロディ」でした。これも跡形もないというか…絶対読めません。
まとめ
いやぁ、すさまじい「大喜利感」に圧倒されますね。もはや漢字をたどっていって読める、という領域ではないのですから。
個人的に、名前は人と人がコミュニケーションを図るための大切な名称だと考えています。
よって、相手が読めない、読みにくい名前は、「無し」というのが基本的なスタンスです。
ただ、わたしの弟が、実は「夜露死苦ネーム」風な名前なんですよねぇ。
しかも、意外と名前、親を恨んでいる感じがありません。なぜか?
その理由が、初対面では必ず名前のことを聞かれるが、その話を話題にコミュニケーションを図れることが意外と良かった、とのこと。
あと、一度読み方がわかると名前がそのままアダ名になり逆にすぐに名前を覚えてもらえる、そして仲良くなれる、だから「ボクは名前で困ったことはない」なんて言っているのです。
というわけで、ここで「夜露死苦ネーム」アリ、ナシの結論を出すことは止めることとしましょう。
読んだみなさんが、どう感じるのかが大事。
「キラキラネーム、ヤバいな…」と思ったらつけなければ良いだけ。「ロマンや個性があって面白いじゃん」と思ったなら、(自己責任で)チャレンジなさってください。
ただし、過去にも、名付けが呼び込んだ事件(鼎事件)や、親が子供に「悪魔」と名付けた事件の記事がありますのでご参考になさってから決めても良いかもしれませんよ。

いずれにしましてもこの記事が「人のふり見て我がふり直せ」ではありませんが、先人の行いを見て学び、名付けや改名の際の参考になれば幸いです。
というところで今回の「名前の世界」は終了です。
〈終〉