このブログへのアクセスありがとうございました。
この記事はグラフィックデザイナーで姓名判断研究家のネコヒートが書いています。
今回は「名前の世界」からお送りします。
「芸名やペンネーム、活動名を決めなきゃいけないけれど、絶対に失敗したくない…」
そうお考えの人はいませんか?
一生モノかもしれない名前……人から称賛される名前がほしい……思い詰めれば思い詰めるほど何も思いつかず、肝心の「成りたい者」にもなれずただ時間ばかりがただ過ぎていく……。
でも、ちょっとお待ちを。
実は、第一線で時代を作っている有名クリエイターや有名人たちが、驚くほど「お気楽」に、ノリと直感で名前を決めているのをご存知でしょうか?
前回は、きゃりーぱみゅぱみゅさんの命名法と実践編をお送りしました。

今回は、「元・水曜日のカンパネラ コムアイ」さんの命名法をご紹介いたします。
元ネタは、ポータルサイト「goo」が運営していたコラムメディア「いまトピ(gooいまトピ)」にて、シンガーソングライター・イラストレーターであるフレネシ(熊崎ふさ子)さん が連載していた対談企画『ネシ子が会う』の第3回(2013年8月29日公開)を参考にしています。
芸名・ペンネームの付け方
コムアイさんの本名は、輿 美咲(こし みさき)さんと言います。けっこう変わった苗字ですよね。
そして、彼女もまた本名をベースに芸名を付けたらしい。詳しく言うと、SNS(Twitter/X)のアカウントを作る際に、今の芸名を考えついたようです。
ステップを踏んで説明していきましょう。
コムアイさんの命名法
- STEP 1KOSHI MISAKIに変換した
まずは、本名の輿 美咲をローマ字変換しました。
→KOSHI MISAKI - STEP2苗字と名前の、頭を取った
KOSHI MISAKI
- STEP3「_(アンダーバー)」を入れ調整した(完成)
「KOMI」だとありきたりで、すでに誰かが使用していたため、差別化のために、「_(アンダーバー)」を入れました。
その結果生まれたのが「KOM_I(コムアイ)」というわけです。
例え、ありきたりの名前でも、ちょっとの工夫で、唯一無二の個性が出せるのが命名・改名の面白いところ。
そう言えば、スコットランドのシンセポップバンド「CHVRCHES(チャーチズ)」にも、似たようなエピソードがありましたのでご紹介しておきましょう。
CHVRCHES(チャーチズ)のバンド名
CHVRCHES(チャーチズ)は、スコットランド・グラスゴーで2011年に結成された3人組エレクトロ・ポップバンドです。
2012年頃、SNSに投稿した『Lies』や『The Mother We Share』が音楽ブログやSNSで一気に話題となり、ボーカル担当のローレン・メイベリーの可愛さも手伝って、世界的注目を集めました。
本来のスペルである「CHURCHES」のままだと、検索したときに世界中の本物の「教会(churches)」や宗教関連のページが大量にヒットしてしまい、自分たちの情報にたどり着くのが難しいと判断したそうな(そりゃそうだ)。
そこで、スペルの一文字を「U→V」に変えたのです。
この手法は、高級ブランド「BVLGARI(ブルガリ)」も使っている高等テクニック。
古代ローマで使われていたラテン語のアルファベットには、もともと「U」という文字が存在せず、「V」を「U」の代わりに使っていたことに由来します。
よって「V」を使用することで、古典的で重厚な雰囲気(格式の高さ)を出すことができるし、ロゴデザインとして見たときも、エッジが効いたシャープなVラインが、クラシカルでありながらもスタイリッシュな印象になる効果があります。
のちに、CHVRCHES(チャーチズ)メンバーのマーティン・ドハーティは、こう語りました。
「本物の教会やイエス・キリストと検索結果で戦いたくなかった(笑)」
こういうちょっとした工夫で、ありきたりな名前が、ガラッと個性的な名前に変わるのです。「U→V」の小技も、名前を考える際にはご参考ください。
というところを踏まえ、「実践編」です。
実践編・ローマ字変換法
あなたが、この「ローマ字変換法」で名前をつくりたい場合は、以下の手順をご参考ください。
- STEP1名前をローマ字変換する
あなたの名前を、単純にローマ字化してみましょう。
- STEP2苗字と名前の、頭を取ってみよう
ここで、頭のローマ字がイマイチしっくりこなければ、二番目の部分を取ってもいいでしょう。
- STEP3「_(アンダーバー)」や「-(ハイフン)」などの記号を入れてみる(完成)
自分の好きなところに、記号を入れ、通しで読んだときにしっくり来たら、完成です。
器の中身が大事!
今回は、元・水曜日のカンパネラ コムアイさんの名付け法「ローマ字変換法」をご紹介しましたが、やっぱりおおざっぱというか、気負いがないというか、深刻に悩んでいる感じがしませんね。
まあ、なんでもいいや……わかりゃいいや、というノリだけで考えている、というかなんというか……。
実際、冒頭で紹介した“対談企画『ネシ子が会う』の第3回”でも、コムアイさんは、“「水曜日のカンパネラ」も「コムアイ」も名前なんて何でもいいかな、という気持ちで」”なんて語っているんですよね。
その辺を鑑みると、コムアイさんが教えてくれているのは、やっぱり「名付け」というもののシンプルな「本質」そのもの。
「完璧な名前がないと、何も出来ない、先に進めない」ではなく、結局、「新しい名前で、何をするか?」という考え方が一番大事なのです。
つまり、「名前さえ変えれば、良い人生になる」というのは、ただの幻想に過ぎません。名前だけ付けても行動を起こさない限りは、実際には人生は「何も変わらない」のです。
名前はただの器でしかありません。
その中に、あなたが本当になりたい「イメージ像、想い、覚悟」を込めてこそ、真の意味でその名前は、「あなたの新しい名前」になるのです。
名前を手に入れたら、意識を変え、行動を変え、運勢を変えていきましょう。
この変化こそが、本来の命名・改名における正しいやり方だし、正しい効果だと、ネコヒート姓名判断は考えます。
この「芸名・ペンネーム・活動名の付け方!自分にぴったりの名前を見つけるコツ」では、今後も有名人たちの驚きの「名付けエピソード」を紹介しながら、真面目に考え過ぎそこから先に進めなくなっているあなたの肩の荷をふっと軽くする、命名・改名のコツをお届けします。
というところで、「元・水曜日のカンパネラ コムアイ編」は以上で終了です。
〈終〉


