【和風】男の子のための名前辞典【吉数・大吉数】

【名前の世界】一二三(ひふみ)の謎〜数字を名前に付ける理由とは?【数霊】

一二三(ひふみ) アイキャッチ画像 名前の世界

このブログヘのアクセスありがとうございました。

この記事はグラフィックデザイナーで姓名判断研究家のネコヒートが書いています。

今回は「名前の世界」の時間です。

世に溢れる不思議な名前の一つに、「数字」を使った名前があります。その中でも、見事なというか、もっとも不思議なのが、「一二三(ひふみ)」という名前。

加藤一二三

阿部一二三

将棋界のレジェンドとして圧倒的な存在感を放つ加藤一二三九段(故人)。そして、圧倒的な強さで世界を魅了する柔道金メダリストの阿部一二三選手など。

「なぜ数字をズラッと順番に並べた名前をつけるのだろう?」

「単なる語呂合わせなのだろうか?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?

しかし、「1、2、3」と数字を並べただけのように見えて、実はこの名前には、日本の伝統的な美意識や、単なる縁起担ぎを超えた「数霊(かずたま)」という深遠な宇宙観が込められていました。

また、姓名判断とも深いご縁があったのです。

今回は、「一二三」という名前の謎を紐解きながら、名前の裏に隠された「数霊」の世界へとみなさんをご案内します。

スポンサーリンク

「一二三」に込められた三つの意味

①着実な成長と成功への願い

「1→2→3」と段階を一段ずつ踏んでいく並びから、「一歩一歩着実に成長し、順調な人生を歩んでほしい」という切実な願いが込められていると想像できます。この説明は一番わかりやすいでしょう。

一二三は着実な発展 説明イラスト

②「三」による調和と完成(吉祥のシンボル)

東洋思想や吉兆(一富士二鷹三茄子)に通じる、「三」で一つの世界がきれいに整い完成するという美意識がベースとなる考え方と言えます。

あえて、四や五へと伸ばさず「三」で止めることで、語感の良さ、縁起の良さが最も美しく調和します。

一富士二鷹三茄子 説明イラスト

③「数霊(かずたま)」としての宇宙観・生命力

ここまで来ると、単なる語呂合わせや縁起担ぎを超えた、古神道的な深遠な領域へと入っていきます。

日本の古神道や神道霊学の世界には、言葉に力が宿る「言霊(ことだま)」だけでなく、数字そのものにも固有の波長やエネルギーが宿るという「数霊(かずたま)」の思想が存在します。そして、「言葉(音)と数字は表裏一体である」と考えられているのです。

「ひふみ」という響きは、音として「ひ(火・陽)」と「み(水・陰)」をつなぐ言葉(言霊)であり、同時に「1・2・3」という数字(数霊)でもあります。

  • 1(火・陽):始まりを生み出す熱いエネルギー
  • 2(水・陰):それを受け止め育む受容のエネルギー
  • 3(産霊・むすひ):ふたつが合わさり、新たな生命や形を誕生させるエネルギー

つまり「一二三」という数字の並びは、単なるカウントアップではなく、万物が生まれ、調和し、無限に発展(弥栄=いやさか)していく、「宇宙の生成プロセス」そのものを象徴する……それが、数霊なのです。

弥栄(いやさか) 説明イラスト

神聖な「ひふみ祝詞」にも通じるこの響きと数字を名前に宿すことは、まさに宇宙の根本的な発展エネルギーそのものを身に纏まとうことに他なりません。

弥栄の補足

「弥栄」という言葉は少々難しい。説明のため、AIの力を借りまとめてみました。

1. 「弥栄(いやさか)」本来の意味

「弥栄」とは、神道などでよく使われる美しい言葉で、「益々(ますます)栄える」、「無限に繁栄・発展していく」ことを意味します。

  • 「弥(いや)」:ますます、いよいよ、果てしなく(拡大・連鎖)
  • 「栄(さか)」:繁栄する、命が輝く
2. 「一二三(ひふみ)」と「弥栄」の深い繋がり

古神道・数霊の教えにおいて、「一二三」という数字のプロセス(1→2→3……)そのものが「弥栄(果てしない発展と発展の連鎖)」を表しているとされています。

  • 1(始まり)で命が生まれ、
  • 2(調和・対立)を経て結びつき、
  • 3(完成・統合)で新たな生命・価値を生み出し、さらにその先へと無限に広がっていく(=弥栄)

つまり、「一二三」はただ「3」で終わる静止した完成ではなく、「完成したものがさらに未来へ向かって永遠に栄え続けていく循環(弥栄の法則)」を意味しているのです。

ふ、深い……。

姓名判断と「一二三」

実は、姓名判断における、一画、二画、三画の思想と似ています。3画は「物の形を確定する数」「物を創造する数」と呼ばれます。

以下、拙ブログ記事「画数の吉凶成立の根拠を調査してみた!~オールド姓名判断の世界~」から(修正を加え)抜粋してみました。

【研究メモ】画数の吉凶成立の根拠を調査してみた!~オールド姓名判断の世界~【大正時代刊行】
全81数の「吉凶成立の根拠」を調査!なぜ12画、14画は悪くて13画は良いのか?2、4系統は悪いはずなのに、なぜ32画や24画は良いのか?など、これまでなぜか誰も書かなかった数字の吉凶のにまつわる秘密を掲載しています。姓名判断ファン必見です!

……イメージしてみてください。

まずは何もない世界に、点が1つ誕生します。0が1になりました。しかし、これでは、まだまだ1つの点にすぎません。

そこに2つ目の点が誕生します。点が2つになることで、点と点を結ぶことが可能になりますね。つまり、点が線に変わります。

しかし、これだけではただの線にすぎません。モノの形を表すには至っていません。

さらに、3つ目の点が誕生します。そうすると、3つ目の点を結んだなら、様々な形の三角形を描くことができますよね。

つまり、3という数が現れることによって、はじめて「形」を持つことができるようになるというわけ。それゆえ3は縁起の良い数字とされており、「物の形を確定する数字」と呼ばれるに至ったわけです……。

1、2、3成形確定イメージ

「一二三」の結論

ここまで見てきた通り、「一二三」という一見単純な名前は、日本人の魂、東洋思想が練りに練り込まれた「縁起が良い名前」なのです。

つまり……。「一二三」という名前は、

大宇宙の真理

を表している名前だったのです(怪しい言い方ですかね……)。

1→2→3とステップを踏む「成長の縁起」……3で世界が調和する「完成の縁起」……そして命や運気が果てしなく広がる「弥栄(いやさか)の縁起」という思想と、「一二三」という一度見たら忘れられないインパクト。画数ベースで言っても、6画「福徳ハッピー運」は、強運を呼び込む大吉数です。

こういうのがあるから、名前って、面白い。

名付けに困ったら、まずは「一二三」から考えてみてはどうでしょうか?

というところで今回の「名前の時間」は以上で終了です。

〈終〉